top of page
-J-THIFCOM(超緻密高強度繊維補強コンクリート)への挑戦-
J-THIFCOM施工協会員

高知県の嶺北エリアにある四国の水ガメと言われる早明浦ダム。
昭和46年に架けられ瀬戸大橋のモデルとも言われている、最も大きな吊り橋で、50年以上を経ているが大川村へのアクセスには重要な橋です。
私たちはその橋の全長320mの内、中央径間長250mと幅65mの床板を上面補修するため工事中は片側交互通行で全作業を行う事や吊り橋の固有の条件などから、
今回は暑さ3cmで非常に効果の高い工法として全国でも希な吊り橋の床板補修が実現し表彰工事となりました。
_JPG.jpg)
損傷部の斫り・清掃等の
処理が済み打設準備完了

車載型ミキサーによる
現場練り混ぜ状況

専用運搬車により運搬投入
_JPG.jpg)
連続打設及び仕上げ状況
(設計厚3㎝)

シート養生
_JPG.jpg)
施工完 了
J-ティフコムの特徴と性能
J-ティフコムとは「商標登録 J-THIFCOM」
Japan-Thixotropic Hardening Impermeable
FiberReinforced Composite)の名称により、国土交通省のテーマ設定型
(技術公募)
「耐久性に優れる超高強度繊維補強コンクリート技術」および東京都建設局の新技術に登録されているコンクリート材料です。鋼繊維混入率 4.0vol.%以上を有する超緻密・高強度で流動性と材料分離抵抗性に優れ、かつ粘性に対する時間依存性を保持することで施工勾配の変化に対応できる高性能マトリックスを有する材料です。
また、現場ニーズに対応した
配調合を行うことで構造物の充填部や狭隘部に適する作業性および気中・水中の連続打設を可能とし、新設・既設構造物の補修・補強に資する
最適な材料および工法を提供します。
更に、高気密・高断熱であることから構造物の外面プロテクト(表面補修・補強)材
として適用した場合、劣化因子が遮断され構造物の長寿命化が可能です。
橋梁床版の上面に施工した場合、床版防水層は必要としません。
〈特徴〉
・高い圧縮強度を有する
・ひび割れ抵抗性を有する
・流動性・自己充填性に優れる
・遮水性が高い
・高い耐久性を有する
・既設コンクリートとの一体性に優れる
・工期短縮と早期の交通開放が可能
・材料分離抵抗性に優れる
・高い付着性を有する
・遮塩性が高い
・空気透過性が非常に低い
・勾配の変化に対応可能
〈性能〉
項 目
備 考
特 性 値
130N/㎟
9N/㎟
35N/㎟
4.0×10⁴N/㎟
打設条件に適合する範囲
2.7N/㎟以上※
111×10⁻⁶
0mm
0mm
0.001×10⁻¹⁶㎡以下
試験JIS A 1108 (材齢28日)
ひび割れ発生強度6N/㎟(材齢28日)
試験JIS A 1171 (材齢28日)
試験JIS A 1149 (材齢28日)
試験JIS A 5201 (材齢28日)
試験JIS A 1171 (材齢28日)
試験JIS A 6202 (材齢28日)
試験JIS A 1171 (材齢28日)
試験JIS A 1171 (材齢28日)
透気係数試験 (トレント法)
圧縮強度(設計)
引張強度(設計)
曲げ強度
ヤング係数
フロー値
付着強度
長さ変化率(収縮低減考慮)
塩化物イオン浸透深さ
中性化深さ
透気係数
※:付着強度はコンクリート母材での破壊(接着剤無し)
bottom of page